2012年12月27日

ちょっと近所で初詣など。

2012年12月27日 木曜日

omotetrii

 

 今年もいよいよ数日もなく暮れてまいります。新年を迎えるにあたって、初詣の算段はもうなさっておいででしょうか。観光も兼ねて大きなお社に赴かれるのも賑やかでよろしいのですが、今年はちょっと趣向を変えてみたい、とお思いの方は、地元の土地神様にご挨拶なさってみるのはいかがでしょうか。

 古い信仰の形ですが、人の住まう土地には産土神(うぶすながみ)、と言って、そこに暮らす人すべてを生み出した母なる大地そのものの神様がいて、人の生から死までをやさしく見守ってくれている、というものの考え方があります。昔から人が暮らしているところを調べてみると、いわゆる土地神様、産土神にあたる護りの神様が祭ってある神社があるところが多いのです。

 

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 佐原で例を挙げると、当ブログでもたびたびご紹介しています厄除大師の観福寺さんの境内裏手のお山のてっぺんに座します、高天神社(たかあまじんじゃ)などがその一つ。こちらは牧野地区の皆様に昔より親しまれてきた産土神のお社で、天照大神と高皇産霊神を祭神とし、知恵の神と技能の神を祀りますことで士農工商すべてにおいて進歩繁栄を願い、御子の多かった神様にあやかって子孫繁栄、家内安全を祈る、とこういう具合になっております。普段は小山の上のひとけのない鬱蒼とした木立の中に静かに佇んでいるお社ですが、実際にお参りしてみると、人手が入ってよく手入れがされていることが伺えます。

 

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 こちらの高天神社へ行くには、観福寺さんの墓地の裏手からまっすぐ登る裏参道があるのですが、やはりお参りといったら表から参拝したいものですよね?でもその場合、小山をまるまる半周して林道をゆくことになるので、チャレンジされる方は森林浴ウォーキングも兼ねて参拝されるのはいかがでしょうか。

 ともあれ、こういった形のちいさな神社から、祠や道祖神のようなものに至るまで、日本各地には実にさまざまなかたちで土地と人々を護る神様がいらっしゃいます。お正月を前に、ちょっと郷土史やご近所の言い伝えを調べてみて、ご自身の暮らしている場所の守り神さまに、静かに手をあわせてしめやかな初詣、というのもなかなか乙なものかもしれませんよ。

寒い時こそ甘いもの!

2012年12月27日 木曜日

takeo's taiyaki

 

 師走も押し迫って今年も早あと数日となってまいりました。お寒い中、お仕事納めまであと一息、あとひと頑張りなさっている皆様を、HOTEL HOUSEN佐原のスタッフ一同、応援申し上げております。

 さて、寒さも厳しくなってまいりますと、人間も生き物でございますから、奪われた体の熱を取り戻そうとカロリーをじゃんじゃん消費してしまいます。寒い時こそ甘いもの。体温の元となる燃料のインスタント補給には、糖分がよいと申しますよね。この時期、いろんな暖かい甘味の誘惑についつい負けてしまいがちですが、体のためにはいいんです!大いにいただきましょう!

 ………まあ、限度と節度というものは必要でしょうけど。

 そんな冬の甘味の定番のひとつと言えば、たい焼き!そぞろ歩きをしながら、湯気を立てる焼きたてのアツアツをほふほふ言いながらかじるのも、また乙なものでございます。佐原の古い街並みの中、忠敬橋にほど近いところに、武雄書店、という古書店さんがあるのですが、そちらの店頭ではちょいと一味違うたい焼きを、明治の頃のスタイルだという一丁焼きの金型で一枚一枚丁寧に焼いて販売なさっています。現代のものよりちょっと型に自由度があって、鯛も生き生きと跳ねてるようなスタイルをしていますよね。味の方も上品な甘さと軽い食感の皮で、これだったらいくつでも食べられてしまうかも?佐原の隠れた名品です。ご観光の際には、ぜひともご賞味あれ。

 

mukashino taiyaki