昨日からの天気予報で本日2月6日の関東地方は未明から雪が降り積雪の恐れが有るとの事で心配していましたが、
幸いにもこの佐原の辺りでは積雪はおろか降雪にもならずにすみました。
しかし、雨は夜まで降り続くそうで風も強く寒さが厳しくなるとのこと。
皆様、どうかお気を付けてお越しくださいませ。
ちなみに、1月28日にはあたり一面銀世界となっていました。1月28日の項もぜひご覧ください。
日曜日は節分でございまして、日本各地で豆が飛び交い鬼が逃げ惑う一日となりました次第。
われらが佐原の香取神宮でも、恒例の節分行事がおごそかに執り行われました。
壇上に登る今年のゲスト年男は、錣山親方。
ご年配の方には、小兵ながら取組上手のハンサム力士、
元寺尾関と言った方が通りがよろしいでしょうか。
まず拝殿でお祓い、祝詞奏上ののちに、三人の時代装束の者が舞い踊りながら、
鬼が嫌っているという弓の弦の音を鳴らす「鳴弓の儀」がはじまります。
そこから、恐ろしげな表情の面を被った神人が
剣を抜いてひとしきり舞い、鬼を追い立てます。
たまらず飛び出す鬼たちを走り回って豆で追撃する福娘たち!
早い!早いよ福娘さん!儀式っていうか本気投げのオニも本気逃げですよこれ!
完全に映像がぶれまくりになってしまってすみません。
そして拝殿の外に鬼を無事追い出したのちに、
いよいよ特設の壇上から年男年女による豆まき、福銭まきが始まりました。
香取神宮は昼過ぎからの儀式、豆まきでしたが、お隣の鹿島神宮では日に四回の豆まきがあります。
しかも、福豆に入ったあたり券で豪華賞品が当たるんですって。
そりゃあ毎年の豆まきの写真が紙袋やダンボール箱を掲げた人の乱舞だらけになるわけですよね。
ご当地ゆるキャラとアントラーズのマスコットがお出迎え。
頭がでかいのがぼくでんくん、それからしかおさんとしかこさんのシカのご夫婦です。
午後6時の3回目に加わってみました。かなり前方にいたので、
開始早々ものすごい勢いでもみくちゃにされます。
活気にあふれた人並みの中では身を守るのが精一杯で、写真を撮るどころの話では……..。
写真がとれるかわりに福豆がいっぱいとれました。
神社仏閣の多い土地だと、大抵豆まきの時間を各所でずらしてあって、
それを追いかけて福豆をハントする強者もいらっしゃいますよね。
実はここ佐原でも、市内の各所で時間差を利用した豆まきのはしごをしている方がいるとか。
皆様も一度、ご近所やこの佐原で挑戦してみては?
ともあれ、縁起物の福豆をいただいて無病息災家内安全商売繁盛開運招福!
佐原よりみなさまの招福をお祈り申し上げております。
連休の観光ともなると、翌日すぐに帰らないと日持ちのしないものはなかなか買って帰れないものですよね。色々と選ぶのに苦労した経験は、ありませんか?
そんな時には佐原の駅前から古い町並みへ向かう途中にある名店、この地で百年以上の歴史を誇る東屋さんの佃煮をおすすめしちゃいます。佃煮だから日持ちもしますし、なによりどれも佃煮とは思えないくらいの柔らかさ!ご年配の方にも、お若い方にも、きっと気に入っていただけると思います。味もほどよく甘辛く、ごはんにもおつまみにも、ちょいと口寂しいときにつまむのにも最適です。
こんな老舗ですが、あくまで庶民の味を守っているのが東屋さんのいいところ。どれもお手頃なお値段で、ついつい買いすぎちゃいます。くるみ小女子、白魚や川エビ、わかさぎと言った定番ものから、「ざこ煮」といったほんとに網にかかった雑魚を集めて煮しめたものやら、どじょうの佃煮など、実に珍しいものもありまして。とみにどじょうの佃煮はぬたっ、とした面白い食感が残ったままながら佃煮になっていて、それでいて骨までトロトロでサクサクな、なかなかよそでは食べられない一品。お魚ももちろん自然のものですから、季節によってお品揃えも変わりますので、色々と選ぶ楽しみも増えますよね。もちろん千葉県の定番ローカル食品、みそピーナツもあります。
東屋さんのお店は佐原駅の南口ロータリーから歩いて5分ほどのところにあります。機関車が到着する前に、ちょこっと出かけておみやげに佃煮を仕入れるのはいかがでしょう?