忠敬が作った日本地図の正確さは丹念な地上測量によるものだけではありませんでした。
日本地図を世界地図の中に位置づけるためには、緯度と経度の測定が不可欠でした。
経度の測定には日食と月食の観測が必要であり、緯度の測定には北極星の高度を測らなければなりませんでした。
しかし、忠敬が測った星々は、太陽、月、北極星にとどまらず、その他の多くの星々を観測しています。
忠敬が観測した星にはどんなものがあり、なぜ、その様な星々の観測が必要だったのでしょうか。
その答えを今回の展示で紹介します。
また本展示は、国宝に指定された忠敬の測量器具類を1年に1度、一堂のもとに公開する好評の企画展でもあります。
伊能忠敬記念館
〒287-0003 千葉県香取市佐原イ1722番地1
電話:0478-54-1118 ファクス:0478-54-3649