「忠敬の出生地跡にある記念碑」
伊能忠敬は江戸時代も半ばに入った延亨2年(1745)に小関(こぜき)村で
生まれました。現在の千葉県九十九里町です。
小関五郎左衛門家は村の名主で漁業も営んでいました。その家の総領娘ミネが
忠敬の母で、父・貞恒は婿養子として他家から来ていました。その夫婦の間に
長男・貞詮、長女・フサが、そして三番目に生まれた三治郎が後の伊能忠敬と
なるわけです。
三治郎少年はその時代としては比較的裕福な家で何の苦労も無く育ったと
思われますが、それも7歳のときまで。この年に母が亡くなり三治郎の
生活が変わっていきます。